ファイナンスソリューション AgriPro2

金融機関が、畜産業者との間で情報を共有しながら、飼育牛を担保にして融資を行うための動産担保管理システムです。
担保評価の効率と公正さを高められる他、肥育作業の効率化も実現します。

背景と課題

畜産業は不確定要素が大きく、経営が難しいものとなっています。牛の飼料代や肥育した牛の売却価格は常に激しく変動し、近年の飼料代や設備費などの経費増大も畜産経営に大きな影響を与えています。こうした背景から、畜産業の安定的な経営には、適切な資金調達が不可欠です。
しかしながら、融資を行う金融機関の観点からは、動産となる牛は二重担保のリスクや実在の確認の難しさから、融資の担保になりにくい場合があり、実質的には不動産が担保対象の信用融資となってしまうなどの課題があります。

AgriPro2の特徴

AgriPro2は畜産業者に必要、かつ金融機関にとってリスクの少ない融資を実現するサポートシステムです。

公正な担保評価のサポート

牛の情報を家畜改良センターのデータと照合し、動産担保としての評価額を算出することができるため、正確かつ公正な担保評価のサポートが可能です。
また、牛の売却価格や飼育代、飼育期間等の「評価に必要な情報」を帳票ですぐに確認することもできます。

公正な担保評価のサポート

動産担保の正確なトレーサビリティ情報管理

動産担保である牛の在籍確認は不動産担保と比べて困難ですが、牛の移動情報を自動でチェックすることができるため、確実できめ細やかな動産担保管理が可能です。
さらにこういった牛の買い付けから売却までの取引プロセスを金融機関と畜産業者間で共有できます。

動産担保の正確なトレーサビリティ情報管理

リアルタイムなマーケットデータの分析

常に変動する飼料価格や肥育牛の市場価値データを日々自動収集し、マーケットの現状を正確に算出する機能をもちます。
また、過去のデータから価格変動の傾向を予測したり、肥育業者が必要とする資金を正確に算出することができます。

証券システム開発会社との連携

Finance Solutionファイナンスソリューション 野村総合研究所と鹿児島銀行の合弁会社としての強みを活かし、金融機関向けソリューションを数多く提供しています。以下の他にも、金融機関向け電子稟議システム「RoutE」や、車両・社宅・資格等の管理ができる「総務支援システム」「PayCi」などバックオフィス中心に様々なソリューションをご用意しております。

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